プロフェッショナルケア(クリーニング)とホームケア(歯磨き)その2
2016年4月14日
昨日は当院のプロフェッショナルケア(クリーニング)のお話をさせていただきましたので、
本日はご自宅でおこなうホームケア(歯磨き)についてお話しさせていただきますね。
よく患者様に、「お薦めの歯磨き粉は何ですか?」「歯ブラシはどのメーカーがいいですか?」という質問を受けます。
当院では歯磨き粉に関しては、研磨剤のあまり入っていないもの(特に顆粒が入ったものは使わないようお願いしています)
をお薦めしています。
虫歯のリスクが高い方にはフッ素入りをお薦めします。市販の歯磨き粉にも大抵フッ素が配合されていますので、患者様ご自身で
選ぶことはそんなに難しくありません。
歯ブラシにつきましては、毛先がまっすぐにカットされていてコンパクトなもの、硬さはふつうか少しやわらかめのものを
お薦めしています。
歯の治療が始まると、患者様のお口への意識も高まり歯ブラシはとても頑張ってくださるのですが、習慣として根付くまでに1番時間が
かかるのがデンタルフロス(糸ようじ)です。
薬局でもいろんなメーカーのものが陳列されていますが、フロスや糸ようじは食べカスがはさまったら使うという認識が
まだまだ一般的なようです。
実際、他院にて何年も定期的にクリーニングを受けていた方が歯磨きやフロスの指導を1度も受けた事がないという方が
多くビックリします。
当院では必ず歯磨きとフロスの使い方を指導させていただきます。
指導を受けた事がない患者様は、歯磨き粉が汚れを落としてくれると思っている方が多く、私もこの仕事につくまでは
そう思っていました。ですから歯ブラシにかける時間は1〜3分。もちろんフロスを使った事もありません。
歯磨き粉が泡立ち、ミント味が口の中全体にいきわたればOK!と思っていたのです。
小学生になるまでは親が仕上げ磨きをしてくれていましたので、そこそこ綺麗だったと思いますが、
それ以降はきっと歯肉炎だったかもしれません。あまり憶えていませんが、、、。
話が少しズレましたが、歯ブラシがあたるべきところにあたり、フロスで歯と歯の間の歯垢が取れると、
歯磨き粉をつけなくても驚く程お口の中がスッキリします。
逆に歯磨き粉をつけて磨いても歯垢が残っていると、間もなくお口の中はネバネバしてきます。
歯垢は歯ブラシやフロスをあてなければ落ちないからです。
そして時間が経てば経つ程硬くなり、歯垢が歯石へとなって歯ブラシやフロスでは取り除けなくなってしまうのです。
みなさん、1日1回(できれば寝る前に)でかまいませんので、歯ブラシ+フロスでお手入れをしてみてください。
翌朝起きた時のお口のネバつき、口臭が全然違いますよ!
使い方がわからない、うまく使えないなどの理由で洗面所の引き出しに昔買ったフロスや糸ようじが眠っている、、、
おまかせください!そんな方こそ、ぜひ当院にお越しください!
クリーニングと併せてホームケアもしかっり指導させていただきます
みなさまのご来院をお待ちしております♫
プロフェッショナルケア(クリーニング)とホームケア(歯磨き)
2016年4月13日
昨日は治療後のケアの重要性についてお話をさせていただきましたので、
本日は当院でおこなっているプロフェッショナルケア(歯のクリーニング)についてお話しさせていただきますね。
まず、当院でおこなうプロフェッショナルケアは1回のお時間を最低でも1時間はいただきます。
汚れや歯石の着いている量、歯周病の状態により回数は異なりますが、衛生士はマイクロスコープと拡大鏡を使い分け
ながらクリーニングをおこないます。
昨日、医師や衛生士の技術で治療の予後、歯の寿命が違ってくると申し上げましたが、歯石やタバコのヤニ、
コーヒー、紅茶などの着色汚れの除去は除去時に歯の表面を傷つけてしまうことがあります。
深く傷をつけてしまうとそこから虫歯になってしまう事があるので慎重におこないます。
特に歯周ポケットの中の見えない部分の歯石の除去はとても難しく、しっかりとトレーニングをしている衛生士でなければ
的確に歯石にアプローチすることはできません。
衛生士はレントゲンを見ながら、頭の中で歯の形態を3次元的にイメージし、同時に指先の感覚で歯石を感じ取り歯石を除去していくのです。
そして、歯石や汚れを除去した後は徹底的に磨き上げていきます。
歯石は唾液中のカルシウムと結びついて硬くなったもの、汚れは細菌やバクテリアと結びついてバイオフィルムとして歯にこびり付いていますので、
除去した後は歯の表面が細菌によってザラザラした状態となっているのです。
ザラザラのままにしておくと、そこにまたすぐ歯石が付着したり、虫歯になってしまったり、逆に着色汚れが付きやすくなってしまいますから
徹底的に磨きあげて、歯石や着色汚れの再付着を予防していきます。
そして仕上げはフッ素を使い、歯質の強化を促します。
だいぶ長い文章となってしまいましたが、当院ではこのようにプロフェッショナルケアをおこなっています。
丁寧におこなうと1時間はかかってしまいますし、重篤な歯周病の方だと回数も多くかかってしまいます。
どうかみなさん、年に3回は歯科を受診して、検診とプロフェッショナルケアを受けてください。
歯のくすみも取れて歯がツルツルになり、とっても気持ちが良いですよ~♪
明日はホームケアについてお話しさせていただきますね。
審美歯科治療の後は、、、
2016年4月12日
審美歯科治療と聞くと、見た目だけを美しくする美容治療と混同されがちですが、
当院の考える審美歯科治療はそうではありません。
もちろん見た目の美しさも重要ですが、健康な状態で良く咬めるということが大前提です。
見た目が美しくなっても、歯としての機能を果たさなければ意味がありません。
そして、その美しく健康な状態をできるだけ長く維持していただきたいと考えています。
そのため当院では治療だけではなく、患者様ご自身でおこなっていただくホームケア、
定期的におこなう衛生士によるプロフェッショナルケアをとても大切にしています。
ほとんどの方がこれまで歯のクリーニングを受けられた経験があると思いますが、
実はクリニックによってクリーニングの技術はかなり異なります。
これは治療にも言えることですが、歯科はすべてが手技となります。
内科のように「お薬を飲んで様子をみてくださいね」ということはほとんどありません。
虫歯であれば歯を削りますし、歯周病であれば手術をします。
クリーニングでは小さい刃のついた器具を使い、歯石を除去します。
このようにすべての治療が人の手でおこなわれますので、受けた治療やクリーニングによって
治療の予後や歯の寿命が全然違ってきてしまうのです。
次回は当院でおこなっているプロフェッショナルケア、ホームケアの重要性について
お話しさせていただきますね。
審美歯科治療その2
2016年4月11日
ラミネートベニア、オールセラミッククラウン、インプラント、、、etc
インターネットで検索すると簡単に治療方法や費用、治療期間などがわかる時代です。
しかし、受診された患者様にいざ上記の治療方法について詳しくお話しすると、中でもラミネートベニアのメリットを
ご存じない方が意外に多いなぁと実感することが多々あります。
「材質はセラミックでセラミックのシェルを歯に貼る治療」ということはだいたい皆さんご存知だと思います。
しかし、ラミネートベニアはシェルを貼ることからお手軽で簡単な治療に思われがちですが、1番難しいと言っても過言ではない治療です。
患者様の希望する歯の形から歯を削る量を導き出し、0.3mm~0.5mm程(必要最小限)歯を削っていくのです。
ラミネートベニアは歯の表層のエナメル質に接着することで、強度が生まれます。削り過ぎてしまえばエナメル質は失われてしまいますし、
削る量が少な過ぎると患者様の希望する形や色のセラミックをつくれません。
ですから過不足なく削ることがとても重要となってくるのです。非常に繊細な治療のため必ずマイクロスコープを使うのですが、
時々院長が息を止めて集中しているのがわかります。
その緊張感が伝わってきて私の呼吸も浅くなってしまうくらいです。
最近ではラミネートベニアの適応症も増えてきており、歯をほとんど削らずに歯の形、色、隙間などを改善できます。
矯正は出来ないけど歯並びを綺麗にしたい方、ホワイトニングをしたような白い歯をキープしたい方、歯茎が痩せてきて生じた隙間を
埋めたい方など、、、歯をほとんど削らずに様々なニーズに対応できるのがラミネートベニアの最大のメリットだと思います。
HP内の症例ページにもラミネートベニアの治療例が沢山載ってますので、ぜひご覧になってくださいね。
マイクロスコープを用いた審美歯科治療
2016年4月8日
この数日マイクロスコープについていろいろとお話しをさせていただきましたが、
当院では代官山で開業した約16年前からほとんどの治療にマイクロスコープを使用しています。
特に院長の大河が最も得意とするラミネートベニアの治療にはマイクロスコープが必要不可欠です。
一昔前はぐるりと360°削ってクラウンを被せる治療が一般的でしたが(現在でもまだ一般的かもしれませんが、、、)
海外では何年も前からすでに「最小限の歯の侵襲で最大限の効果を上げる」というコンセプトにシフトしています。
当院の治療理念を読んで下さってる方はご存知だと思いますが、大河もそのコンセプトで日々臨床に取り組んでいます。
次回はラミネートベニアの治療方法、適応症ついて詳しくお話しさせていただきますね。
マイクロスコープ
2016年4月7日
昨日もお話させて頂いたように、マイクロスコープを用いることにより、精密な治療を実現することが出来ます。虫歯治療においては、悪いところのみを、最小限で削り取ることができます。また、その削り取ったところを封鎖する過程においても、マイクロスコープを使用することで、目には見えないところまで正確に治療できるため、虫歯の再発防止に繋がります。
今現在、どの歯科でもマイクロスコープを用いた治療を受けられるわけではないですが、今後、更に普及していくことが見込まれています。当院の院長は、多くの医師がその技術を身につけられるように活動しております。
マイクロスコープを用いた根管治療
2016年4月6日
マイクロスコープを用いた根管治療は時間がかかります。
なぜでしょうか。
歯根は、目に見えない場所にあるため、普段あまり意識しない場所かもしれません。しかし、歯根は建物でいうと、基礎の部分にあたり、歯や補綴物・修復物を支えるために重要な働きをしています。
根管治療の過程で、マイクロスコープを使用することで、より精密な治療ができるのです。歯の柱となる歯根をしっかりと治療して、健康な歯を手に入れましょう。
マイクロスコープによる治療例
2016年4月5日
本日は、マイクロスコープを用いた治療例をご紹介いたします。
<コンポジットレジン充填>-虫歯におかされてしまったところだけを削り、樹脂セラミックの粉でできた材料を接着します。科学的に歯の色を測定し、何色もの色を重ねて患者様の歯の色に合わせていきます。仕上がりは顕微鏡でみても歯と詰め物を境目がわからないほど。二次う蝕のリスクも低くなり、詰め物が長持ちします。
<補綴物・修復物の形成>-歯ぐきを傷つけないよう、補綴物・修復物と歯の境目にあたる部分を形成していきます。精密に形成された境目は、補綴物・修復物の精度を高くします。適合の良い補綴物・修復物はメインテナンスがしやすく、歯を長持ちさせることに繋がります。
<根管治療>-歯の神経は多いときで4、5本に枝分かれし、曲がりくねっていたり、とても複雑な形をしています。小さな歯の中のさらに微細な部分の治療である根管治療は、肉眼ではとらえがたく、おのずと限界がありました。しかし、マイクロスコープを用いた場合、根管の壁の状態、先端を把握できるため、治療の成功率は高くなり、再発のリスクは低くなります。
★歯をより良い状態にし、それを持続させるために、マイクロスコープを使用することはとても効果的なのです。
マイクロスコープ
2016年4月4日
代官山アドレス歯科クリニックでは、マイクロスコープを各診療室に設備しております。この、マイクロスコープは人間の視野の4~24倍の視野で治療が可能な医療用顕微鏡です。このマイクロスコープを利用することによって、より精密な治療が行えるので、無駄に歯を削る心配がございません。
各診療室にマイクロスコープを設備することで、当院へご来院されるすべての患者様にクオリティの高い治療を提供しております。
インプラント治療の患者様
2016年4月2日
本日いらした患者様で、インプラント治療のオペを受けられた方がいらっしゃいました。
開始する前は、オペ中のことをご心配なさっていらっしゃいましたが、
なんと開始してから終了するまで眠ってしまったとのことでした。手術前のご心配とは裏腹に、全然痛くなかったと笑顔を浮かべていらした。
手術と言うと構えてしまいますが、十分な麻酔と、当院・院長の繊細な治療で、ストレスなく治療が受けられると思います。
早期発見が大切なので、しばらく検診してない方や、最近歯が痛むなどの症状がある方は一度診察を受けていただくことをおすすめいたします。